バクティヨガ

バクティヨガについて [～ヨガ種類大百科～]

「信愛のヨガ」と呼ばれる事もあるバクティヨガ。サンスクリット語では、バクティとは「信愛」「絶対的な愛」を意味する言葉なのだそうです。もともとはインドに古くから伝わるマハーバーラタという叙事詩の中に登場するバガバッドギーターがバクティヨガの理念であるとも言われていて、ヒンドゥー教の生まれ故郷インドで行なわれているヨガの中では、実はこのバクティヨガが最も広く知られているヨガメソッドなのだそうです。

バクティヨガは自分自身への信愛や神への信愛など、体の中に持っている思考や感情などの全てを「親愛の情を持って」神やヨガ導師に捧げる事を目標としています。一見するととても宗教色が強いタイプのヨガメソッドのようにも思えますが、情緒豊かなバクティヨガのポーズやスタイルなどは、とても神聖的でみる者を虜にしてしまうミステリーなエネルギーに満ち溢れているヨガメソッドとしても知られています。

具体的にバクティヨガがどのようなスタイルで行われているかと言うと、ヨガと同時に「音」に重点をおいたスタイルが多いようです。例えば、ヒンドゥー教の神々の名前を口に出したり、神に捧げるキールタンという讃美歌を歌いながらヨガを行なったりするようですね。神々の名前を口にする時にも、あまり長い呪文では覚える事が出来ませんから、日本で行なわれるバクティヨガの場合には、簡単なワンフレーズを簡単で覚えやすいメロディに載せながら歌としてとなえる方法が多いようです。

バクティヨガを追及するには、ヨガメソッドとしてのポーズや基本的な理念だけでなく、神学やヨガ哲学などにも精通している事が必要となります。日本ではまだまだマイナーな存在のバクティヨガですが、声を出すことによってストレス解消やリラックス効果が高まる事から最近では注目を浴びている存在のようです。

バクティヨガは、健常記憶や哲学などを超えた「愛」を求めるヨガメソッド。言葉の壁を大きく越えた愛を求めたり、小さな頃から抱いていた夢を大きく越えた愛を崇拝する気持ちを大切にしながら、心身ともにリラックスして瞑想してみてください。きっと悟りの境地を開けるかもしれませんよ。

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