呼吸筋ストレッチについて

呼吸筋ストレッチについて [〜筋肉とストレッチ解説〜]

私達が普段何も考えずに行なっている「呼吸」。呼吸を行なう事で、私達は体内に新鮮な酸素を取り込み、体内の二酸化炭素を排出する事ができます。健康な体なら問題なく呼吸ができますが、慢性的な疾患を盛っていたり、加齢などによって、呼吸をする事が「息苦しい」と感じる人もいます。また、普段は呼吸を意識していなくても、少し体を動かすと息苦しくなってしまう事もあるかもしれません。そんな場合には、ぜひ呼吸筋のストレッチを行なって、呼吸を健康な状態へと改善してあげましょう。

呼吸筋とは、私達が意識しなくても息を吸い込んだり吐き出したりするために機能している筋肉です。この呼吸筋をストレッチして鍛えてあげる事で、肺の開閉を行う胸の筋肉を柔軟にする事が出来ます。通常のストレッチなら、息を吐きながらストレッチをする事が多いのですが、呼吸筋のストレッチをする場合には、息を吐きながらストレッチをしてもOKですし、逆に息を吸い込みながらストレッチをしてもOK。バランスよく呼吸筋を鍛えるために、どちらもトライするのが良いでしょう。

まず、体をリラックスさせた状態で、息を吸い込みながら両方の肩を上げていきます。そして、ゆっくり息を吐き出しながら肩を後ろ方向にストレッチしましょう。そのままの状態で息を深く吸い込み、息を吐き出しながら肩を元の状態へとおろします。

別の方法もあります。通常の場合、息を吸い込む時には胸が膨らみますよね。呼吸筋ストレッチの場合には、両手を胸において、息を吸い込んだ時に胸が膨らまないように意識しながら息を吸い込みます。この時、首を倒してあごを上に向け、上方向に首をストレッチするように意識しながら行なってみてください。息をたっぷりと吸い込んだら、今度は息をゆっくりと吐き出しながらあごを胸にぴったりとつけるうように縮めながら肺の空気を全て吐き出してください。

この、普段の呼吸とは全く違った変わった呼吸法を定期的に行なう事によって、呼吸筋をストレッチして鍛える事ができます。ぜひお試しくださいね。

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