背中のストレッチについて

背中のストレッチについて [〜身体とストレッチ解説〜]

ずっとパソコンの前に座っていたり、デスクワークをしていたりすると、背中が長時間ずっと同じ姿勢のままになってしまうために背中の筋肉が硬く凝ってしまいます。肩凝りは肩が凝る状態ですが、肩凝りと同じ症状が背中に起きれば、当然、背中の筋肉が硬くなって痛みを伴ってしまいます。からだの中心にある背中の筋肉が凝ると、肩凝りや腰痛へと広がる可能性もあるので、できれば早期治療をする事が理想的です。

背中が凝りやすい人は意識して背中のストレッチをする事が大切。背中が凝っていなくても継続してストレッチを行う事で、硬くなりかけた背中の筋肉を柔軟な状態に戻すことができます。

背中のストレッチにもいろいろな方法があり、それぞれストレッチできるパーツが異なります。その中でも背中全体の筋肉をバランスよくストレッチできる方法をご紹介しましょう。

まず、うつぶせに横になた状態で、両手を胸の前において、アザラシのような感じで上体を少し起こします。そして、腰を床にピッタリとつけたままで上体をエビゾリのようにそらし、背中の筋肉を伸ばしてみましょう。腰の辺りの筋肉や、普段使っていない筋肉がピーンとストレッチされているのを実感できると思います。

また、立った状態でも座った上体でも良いのですが、背筋をピンと伸ばした状態で両腕を体の前に伸ばし、指先までピンと伸ばして前方向へ引っ張るような感じでストレッチして見ましょう。息を吐き出しながら、ゆっくりとストレッチして、伸びきった状態で10秒程度深呼吸しながらストレッチしたまま筋肉をリラックスさせてください。そして元の状態に戻します。

そして今度は、両手を体の後ろでつなぎ、腕を後ろ方向にピンと伸ばして胸の筋肉や肩をストレッチさせて見てください。同じように筋肉をストレッチする時には息を吐き出しながらゆっくりと伸ばし、伸ばしきった状態で10秒間静止します。この二つの動きをペアで1セットとして、一回あたりのストレッチでは3セットぐらいを目安に行なうと良いでしょう。

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