中殿筋とストレッチについて

中殿筋とストレッチについて [〜筋肉とストレッチ解説〜]

中殿筋ってどこにある筋肉がご存知ですか? 中殿筋とは腸骨についている筋肉で、股関節を回転させる時に使う筋肉です。この筋肉が柔軟な人は股関節が良く動くので、開脚をする時にも角度を広く開く事が出来ます。体が硬くて開脚が上手に出来ない人の多くは、この中殿筋を普段から使わないために筋肉がカチカチに固まってしまっている事が多いようです。

中殿筋は股関節の回転をするだけの役割をしているわけではありません。周辺の大殿筋や小殿筋などと影響しあっているので、中殿筋を鍛える事は周辺の筋肉も同時に鍛える事が出来、結果として腰痛を軽減したり、姿勢が良くなるといった効果が期待できます。

中殿筋は自分ではなかなかストレッチしにくい場所の筋肉なのですが、自分でも簡単に筋肉をストレッチできる方法をご紹介しましょう。

まず、うつぶせに寝た状態で、左右の足を順番に、ヒザを思い切りまげて、脚首がお尻にピッタリと突くように曲げてみましょう。体が硬い人はたぶん、途中で筋肉が痛くなってしまうので、足首をお尻につける事が出来ないと思います。しかし、体が柔らかい人は、上手にできるはず。イメージ的にはヒザをまげて足を二つ折りにするような感じで、ふくらはぎと太ももがぴったりとくっつく感じです。

また、体育座りをした状態から、片足を持ち上げて足を組んでみてください。股関節が結構痛いですよね?このストレッチも太もものちょうど内側の部分から中殿筋にかけて筋肉をほぐす事ができるのでおススメです。床に座ってふだんテレビを見ている人は、ぜひ今日から試してみてはいかがでしょうか?ただ座って足を組むだけなので簡単ですし、運動不足の人は継続して行う事で筋肉がほぐれてくるので腰痛なども軽減できます。

中殿筋は意識して鍛えないとなかなか鍛えられない筋肉。ストレッチをした時に痛かったり足がつりそうになったら、無理をせずに自分のペースで行うようにしましょう。継続して毎日行なっているうちに筋肉がほぐれてくるのでストレッチした時の痛みも治まってくるはずです。

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