コンビネーション・リスト・カール

コンビネーション・リスト・カール [〜前腕のウエイトトレーニング〜]

コンビネーション・リスト・カールは、ベンチの上に肘から下の部分の腕を置き、軽いウェイトをアンダーグリップもしくはオーバーグリップで握って鍛える事ができるトレーニング種目です。バーベルやダンベルを使って行う事が多いのですが、コンビネーション・リスト・カールの場合には、それ以外にもケーブルを使って行なうこともできます。ケーブルを使ったコンビネーション・リスト・カールを行なうためには、ローブーリーというエクササイズマシンを使う事が一般的ですが、このエクササイズマシン、かなり大型なので自宅に持っている人はかなり少ないようです。そのため、自宅ではバーベルやダンベルを使ったリスト・カールを行い、スポーツジムではケーブルを使ったトレーニングを行なう人が多いようですね。ちなみに、バーベルを使っても、ダンベルを使っても、そしてローブーリーを使っても、同じ筋肉を鍛える事ができますし、より筋肉に負荷を与えたい場合には、ウェイトを重くするのではなくトレーニングの回数を増やすという点では、他のタイプのリスト・カールと変わりません。

コンビネーション・リスト・カールでは、他のリストカールで鍛える事ができる前腕屈筋群に加え、前腕伸筋群を鍛える事もできます。一般的なリスト・カールやリバース・リスト・カールと、このコンビネーション・リスト・カールを区別するために、バーベルを使った基本的なコンビネーション・リスト・カールの方法をご紹介しましょう。

まず最初に、ベンチの横にベンチに向かって膝をついた状態で姿勢を安定させ、両腕の肘をベンチの上に置き、バーベルを握ります。この時、バーベルの握り方はアンダーグリップで、掌が上を向いている状態でバーベルを握るようにしましょう。そして、一般的なリスト・カールを行なうように、手首をグルリと巻きながらバーベルをギュッと握り、まず最初に「前腕伸筋群」に負荷がかかっている事を意識しながら筋肉を鍛えましょう。息を吐きながらゆっくりと行なうのがポイントです。

そして、次に、もう一度、手首をぐるりと巻きながらバーベルをギュッと握ります。この時には、前腕伸筋群ではなく、「前腕屈筋群」に負荷をかけながら行なってみてください。同じ動きをしながら、その時によって負荷をかける筋肉を自分で意識しながら区別することが、コンビネーション・リスト・カールのポイントです。

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