水泳肩とは
水泳肩について [〜知って得する水泳豆知識〜]
競泳選手がよくかかる疾病のひとつに、水泳肩があります。水泳の中でもクロールやバタフライ、背泳ぎなどでは両腕を稼動一杯に動かすだけでなく、競技中はずっと継続して動かしているため、肩甲骨と腱がこすれて炎症を起こしてしまうことも少なくないようです。
競泳選手の中でも背泳ぎと平泳ぎの選手は水泳肩になってしまうリスクは比較的少ないようで、バタフライとクロールの選手に圧倒的に多く見られるようですね。腕力に自身がある男性も、スピードを腕力に頼ってしまう傾向があるため、水泳肩にかかりやすいとも言われています。
「自分はそんなに動きが得意なわけではないから大丈夫」
なんて言っている初心者の人でも、実は水泳肩になってしまう可能性があります。泳法に癖があって泳ぐ時に肩に負担がかかりやすい初心者の人、また、関節部分の柔軟性が低下している中年以降の人でも、泳いだ後に肩が痛かったり、腕を動かすだけで痛みを伴うような場合には、もしかしたら筋肉痛ではなく、水泳肩蚊も知れないので、すぐに専門医師の診断を受けるようにしてくださいね。
水泳肩になってしまったら、まず無理をしないように治療に専念する事が必要です。そして、水泳肩になりやすい自分の泳力を見直して、練習方法や泳ぎのストらうを改善するなどして、水泳肩を慢性化させないための練習メニューを作るとよいでしょう。肩に負担がかからない泳ぎ方が出来れば水泳肩にもなりにくくなります。また、肩甲骨辺りの筋肉や関節を普段からストレッチさせて、可動域を広くしたり筋肉をトレーニングする事も、水泳肩解消や予防につながります。
「水泳選手特有の疾病」というと、初心者スイマーの中には「自分もそんな疾病にかかるほど水泳のテックニックが上達したのかな」なんて逆に嬉しくなってしまう人もいるかもしれません。しかし、それは大きな間違い。水泳肩は放置しておくとどんどん悪化して手術が必要になるケースもあります。
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