体幹ランニングとは
体幹ランニングについて [〜ランニングの種類解説〜]
体幹ランニングの「体幹」とは、その名の通り、体のセンター部分の事。一言で言えば、胴体部分の事ですが、もっと細かく具体的な場所を特定するなら、背骨を中心としたセンター部分の骨格と、体の上半身を支えている肩甲骨、そしてからだの下半身を支えている骨盤、といったところでしょうか。人間の体のバランスを取る大きな働きをしている体幹は、バランスが崩れると腰痛や関節痛などが痛くなったり、肩凝りや背中の凝りなど筋肉残りという症状などで現れます。しかし、体幹のバランスがきちんと取れていれば、長距離のランニングをしても骨格や筋肉に不要な負荷がかからないので、体を炒めることなく快適に走り続ける事が出来るという大きなメリットがあります。
ランニングをする時には、足を動かしながら体を前に移動させていきますよね。しかし、体の中心部分、つまり体幹部分を運んでいるのは、足ではありません。足を使って胴体をバランスよく移動させる、それが「体幹ランニング」と呼ばれるランニング方法です。
言葉で体幹ランニングを理解できても、実際に体で覚えてバランスよく体幹ランニングができるようになるには時間がかかります。長距離を走っていて疲れてしまったり、腰や膝などが痛くなってしまうのは、体幹を足で運ぼうと必死になっているから。プロのランナーをみてみると、皆さんキツそうでもラクラクと長距離を走っていますよね。彼らはみな、体幹を上手に活用して「体幹ランニング」をしているから、長距離を走り続けても体をこわさずに走り続ける事ができるのです。
体幹ランニングをマスターするためには、なによりも正しい姿勢が大切です。頭の先から足まで真っ直ぐの棒のようになる姿勢を意識しながら、上半身はその姿勢を崩さないように走ってみてください。骨盤、背骨、肩甲骨を意識して、この体幹部分がきちんと骨盤の上に乗っているような感じで走れば、意外と「疲れずに走れるポイント」を見つける事ができると思います。
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