有酸素運動と無酸素運動の違い

有酸素運動と無酸素運動の違いについて

有酸素運動と無酸素運動の違いってご存知ですか?有酸素運動というのは、運動をしている時に酸素を必要とする運動です。ジョギングやウォーキング、スイミング、サイクリング、ヨガやピラティスなど有酸素運動にはいろいろな種類がありますが、どれも運動をしながら息を止めるなんてことはありませんよね。

運動をしながら呼吸は普通にしているはずです。有酸素運動をすると、運動をしながら酸素がたくさん体内に入ってきます。この酸素は、血液中の糖質や脂質と結合すると、これらの成分を燃焼分解します。つまり、有酸素運動をすると血液中の糖質や脂質がどんどん燃焼されていくので、糖尿病などの生活習慣を予防したり症状を軽減することもできますし、脂質を燃焼すれば体脂肪がつきにくい体質になるので、ダイエットや肥満防止にもつながります。

一方、無酸素運動というのは、筋トレに代表されるように、短時間でグッと筋肉に負荷をかけるというタイプの運動。ウェイトトレーニングのような筋トレや、短距離走などのようなスポーツは無酸素運動に分類されます。この運動をする時には、筋肉は瞬間的にたくさんのエネルギーを必要とするので、筋肉に貯蓄しておいたグリコーゲンが主に使われることになります。

無酸素運動をする時にももちろん呼吸はしていますが、有酸素運動のように体内にたくさんの酸素が入ってくるわけではありませんし、糖質や脂質と酸素が結合して燃焼されるほど長時間運動を続けるというわけでもないため、基本的に無酸素運動では酸素は必要とされていません。必要なのは筋肉に貯めてあるグリコーゲンという糖質なのです。

有酸素運動と無酸素運動、この二つは種類が異なる運動で、それぞれに特徴が異なります。有酸素運動は最低でも20分間続けることによって体脂肪がどんどん燃焼されていきます。一方、無酸素運動は続けることによって筋肉内のグリコーゲンを燃焼することができるため、基礎代謝をアップすることができます。ダイエットをする際には有酸素運動と無酸素運動のどちらも必要になるので、できるだけバランスよく両方の運動を取り入れるようにしましょう。

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