有酸素運動と老化
有酸素運動と老化の関係について
有酸素運動と老化には大きな関係があることはご存知ですか?炊飯器で炊いたお米は、炊き立てなら白くて水分をたっぷり含んでいますが、炊飯器の中で数日が経過して古くなると、色もどんどん黄色に変色し、お米の粒も乾燥して固くカサカサになってしまいますよね。この「糖化」と呼ばれる現象は、私たちの体内に無数に存在している細胞にも同じ現象が起きています。それが老化と呼ばれるものです。
人間は年齢を重ねると誰でも老化していきますが、この老化を引き起こしているのは体内の糖質や活性酸素などの成分。活性酸素は疲労やストレスなどを感じると大量に発生する成分で、抗酸化成分によって中和されるという特徴があります。若いうちは抗酸化成分の働きも高いので活性酸素に体が支配されてしまうことも少ないのですが、年齢とともに活性酸素が体内に蓄積しやすくなってしまいます。
糖化という現象も老化を引き起こしますが、これは体内の糖質が酸化することによっておこるため、体内の糖質量をコントロールすることによってある程度自分自身で管理できるのが特徴。糖質はご飯やパン、麺類などの炭水化物にたっぷり含まれているだけでなく、砂糖やフルーツなど甘味のある食材にもたくさん含まれているのが特徴です。こうした食材をまったく食べないというわけにはいきませんが、有酸素運動をすることによって体内の糖質を燃焼分解することならできそうですよね。つまり、有酸素運動をすることは、糖化によって引き起こされる老化現象を抑制する効果が期待できるのです。
老化予防のための有酸素運動は、特にハードな運動をする必要はないので、一日当たり少しの時間でも良いのでできるだけ毎日継続して行うことが必要です。仕事をしている人なら通勤時間や職場でできるだけ歩くように心がけるのも良いですし、車での移動ではなく自転車や徒歩などの手段を使うだけでもおおきな有酸素運動効果が期待できます。毎日続けることが大切な有酸素運動だからこそ、続けやすい方法で上手に生活習慣の中に取り込みたいですね。
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