有酸素運動:水泳

有酸素運動:水泳について

水の中で全身運動をする水泳は、有酸素運動の中でも比較的たくさんのエネルギーを燃焼できる優秀なスポーツとして知られています。水の中に入っているだけでも人間の体は水圧を受けるのでエネルギーを消費しますし、水の体温や浮力など、普段の生活の中では経験することができないたくさんの条件によって、私たちの体は水の中で何もしなくてもある程度のエネルギーを燃焼することができます。

水泳といっても、いろいろな泳ぎ方や有酸素運動の方法があります。例えば、水泳のアスリートたちが行うような自由形、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライなどのスタイルは、それぞれ同じ時間の運動をしても燃焼できるエネルギー量が異なります。最も多くのエネルギーを燃焼できるのはバタフライ。そして自由形、平泳ぎ、最後に背泳ぎという順番になります。確かにバタフライはかなりハードな泳ぎ方なので納得ですね。ちなみに、バタフライとランニングを同じ時間こなした場合には、バタフライの方がより多くのエネルギーを燃焼することができます。

ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は、運動をしながら息が上がってしまわないように意識することができます。しかし、水の中で行う水泳の場合には、とかく体内に十分な酸素が入っていかないことも多いため、その点は十分に注意しなければいけません。泳いだ直後に息が上がってしまうのは、速く走りすぎた場合と同じで体内に十分な酸素が取り込まれていないという事。つまり、無酸素運動になってしまっている可能性があります。スピードを落として泳ぐか、泳力に自信がない人ならビート版を使ったりして有酸素運動ができる環境を作ることもおすすめです。

水泳をすると短時間でもたくさんのエネルギーを燃焼分解できますが、それでも最初は体内の糖質が優先的に燃焼されるので、脂質を確実に燃焼するためには最低でも20分以上の運動時間を確保するようにしましょう。1時間ぐらい泳げれば、かなり効果的な有酸素運動になります。

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