ヨガの呼吸法
ヨガの呼吸法 [〜ヨガポーズの基礎知識〜]
私たち人間は誰でも呼吸をしています。しかも、意識することなく呼吸が出来ていますよね? ちょっと呼吸をしている事を意識しながら呼吸してみてください。なんとなくぎこちない呼吸になってしまいませんか?
ヨガは体をストレッチさせる事だけでなく、呼吸法もとても大切な要素です。ヨガの呼吸法は基本的に腹式呼吸を行ないます。腹式呼吸とは、息を吸い込んだ時にはお腹の中に空気を入れてお腹を膨らませ、息を吐き出すときにはその空気を全て吐き出すようにお腹をペッタンコにへこませる呼吸法。人間は生まれたばかりの時には誰でも腹式呼吸をしていますし、睡眠中も腹式呼吸をしています。ですから、意識して行なうと腹式呼吸が上手に出来ない人でも練習をすれば必ずマスターできるので頑張りましょう。
ヨガの呼吸法は、この腹式呼吸をたっぷり時間をかけてゆっくりと行なうのがポイント。ちなみにヨガを修行の一環として行なっている修行僧達は1分間に5回程度しか呼吸をしないのだそうです。つまり、息を吸うのに6秒かけて、息を吐き出すのにも6秒かけているという事。どれだけゆっくりと深い呼吸をしているかが分かりますね。私たちがヨガを行なうときには、もちろん修行僧のようなスローな呼吸をおこなう必要はありませんが、ポーズを取った時にはできるだけゆっくりと深呼吸をするようにしましょう。
ヨガの呼吸法は、肺にたっぷりと空気を送り込む事によって免疫力をアップしたり、疲れにくい体質を作る事が出来たり、また、体内に新鮮な酸素をたっぷり吸収できるので血流が促進されたり、いろいろなメリットがあります。また、肺の機能も活発になるので、ヨガの呼吸法を練習する事によって、どんどん呼吸法によるメリットも大きく実感できて行くはずです。
ヨガの呼吸法を利用すると、ストレスを解消したりリラックスできる効果も期待できます。この場合には、息を吐き出す時に更に時間をかけて、意識しながらお腹の中に残っている空気を全て吐き出すようなイメージで吐き出してください。何回か繰り返すだけでも、なんとなく心がすっきりと軽くなるはずです。
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