ヨガとよく似ているようで目的も呼吸法もポーズも異なるピラティス。ピラティスのポーズは仰向けの状態で行うものが多いようです。これはもともとピラティスが戦争で負傷した兵士のために開発されたリハビリのプログラムだったためで、ベッドの上で仰向けになっている状態でも、筋力を回復したい部分を効果的に鍛える事ができます。
ピラティスのポーズの中でも最も基本的なポーズをご紹介しましょう。
まず仰向けに横になった状態で、両足は軽く肩幅ぐらいに開きながら膝を曲げます。この時、膝の角度が90度になるようにしてください。両手はそろえて真っ直ぐ上の方向にリフトアップしましょう。そして、頭を持ち上げてオヘソを見るような感じで上半身を軽くリフトアップしてみてください。腹筋に負荷が軽くかかっているのを実感できると思います。頭だけを持ち上げるのが難しい場合には、頭を上げた時に腕を足の方向へ引っ張るような感じで腕のサポートも使うとより簡単にポーズが取れるようです。
そして、ひざを曲げて床につけていた足を真っ直ぐ上にリフトアップ。このあたりからいよいよキツイと感じる人も出てくるのではないでしょうか。その状態から腕を上下しながら息を短く「ス、ス、ス、ス、ス」と吸い込み、そして「ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、」と短く5回息を吐き出しましょう。
ここまでが1セット。休憩しながらでもよいので一度のエクササイズで10セットを目標に行ってください。このピラティスのポーズは基本的なものですが、継続して行なう事によって腹筋が鍛えられますし、腰周りの脂肪が燃焼されてキュッと引き締まったウエストを作る事ができるようになります。
ピラティスのポーズは慣れるまでは汗をビッショリかいたり、息がゼイゼイと上がってしまうことも多いのが特徴。視界継続して行なっているうちにキツさも軽減されてきますし、筋肉が引き締まってくるのをスピーディに実感できる事が多いようですよ。