運動量を距離やペースのような客観的な数字ではなく、個人の心拍数という、個人差のある数字によって管理しながら行うトレーニングを、心拍トレーニングと言います。その中でも、より効果的に体脂肪を燃焼できるトレーニングの一つに、低心拍トレーニングがあります。このトレーニング法は、エクササイズをした時に優先して燃焼される糖エネルギーではなく、いかにして脂肪エネルギーを燃焼させるかという点に着目して行うトレーニング法で、体脂肪を集中的に燃焼できるので、同じトレーニング期間でも体脂肪率をグンと落とすことができます。
低脂肪トレーニングの中でも効果的と言われているのは、ジョギング。ジョギングはもともと有酸素運動ですが、慢性的に運動不足の人にとっては、有酸素運動とは呼べないほど息が上がってゼーゼーしてしまうエクササイズですし、ウォーキングならできるけれどジョギングは無理という人も多いですよね。心拍トレーニングにおいては、ジョギングを行う際のペースなどは心拍数によって管理するため、運動不足の人だと歩いているよりもスローなペースでジョギングするケースも珍しくありません。しかし、心拍トレーニングにおいては、だからと言って歩いてしまうのはNGなのです。
しかし、低脂肪トレーニングにおいては、ジョギングの中に効率的に歩くという行動を取り込むことによって、体脂肪エネルギーを効率的に燃焼する事ができます。その他にも、低脂肪トレーニングでは、心拍トレーニングの中でも低めの心拍をキープしながらトレーニングを続けるのがポイントとなります。有酸素運動になる心拍数は90から110程度ですが、低脂肪トレーニングの場合には、心拍数は110前後ではなく、90よりも少し高め、つまり90〜100ぐらいをターゲットにして運動をすると良いでしょう。
低脂肪トレーニングは、いきなり路上で行うのは難しいので、最初は室内でトレッドミルを使って始めるのが良いでしょう。運動をつづけながら頻繁に心拍数をチェックし、最低30分〜40分程度の運動を続けることが理想的です。目安としては、運動を終えた後でもほとんど息切れしないぐらいの心拍数です。
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