心拍数とは、1定時間の中で心臓がどのぐらい拍動するか、その回数のことです。運動を行う場合には、心拍数と言えば1分間当たりの拍動回数となりますが、病院で心拍をチェックする場合には、10秒間ぐらいの短い時間で計測するのが一般的です。

 

心拍数は誰でも全く同じというわけではなく、個人差があります。一般的には新生児や就学前の子供など、小さな子供ほど心拍数は早く、1分間当たりの心拍数が110〜140というのが正常値。しかし、年齢とともに少しずつ減って来て、成人する頃には1分間当たりの心拍数は50〜90ぐらいに落ち着くことになります。そのため、大人でいう正常な心拍数というのは、1分間当たりの心拍数が50〜90ぐらいと考えると良いでしょう。

 

心拍とは、心臓から全身の欠陥に血液が送り出されるポンプの作動数のこと。そのため、人間だけではなく、血液が流れる動物なら、すべての動物が心拍を持っています。人間でも、体の大きな大人より、体の小さな赤ちゃんのほうが心拍数が多いという特徴がありますが、これは人間だけではありません。体の大きな生き物ほど心拍数が大きく、体が大きくなるにつれて心拍数が少なくなるのは、動物界においてはとても一般的なことなのだとか。ちなみに、体がとても小さいネズミの場合には、心拍数は300から400とかなりスピーディ。一方、体が大きな象になると、心拍数は35回〜40回程度とスローになるのだそうです。

 

人間の場合、安静にしている時の心拍数が50〜90ぐらいなら正常値となります。運動をすれば心拍数は高くなり、ハードな運動をすると最大心拍数が200近くまで上がることもあり、幅が大きいのも、心拍数の特徴と言えるでしょう。正常な心臓でも、運動することによって心拍数が大幅に高くなるのはとても一般的なのですが、プロのアスリートレベルになると、運動をしても心拍数がほとんど上がらずに運動できるケースもあります。

 

これは、スポーツ心臓と呼ばれるタイプの心臓で、ハードな運動をしても心拍数が安静時とほぼ変わらず、息切れもほとんどしないというのが特徴。トレーニングによってこうしたスポーツ心臓が作られるのか、それとももともとスポーツ心臓の素質を持つ人がトレーニングによって確実なスポーツ心臓を手に入れることができるのかは疑問ですが、世の中には、そんな生命の神秘もあるわけです。

おすすめの心拍計

画像左は1ボタンで簡単操作ができ誤操作も防止、年齢を設定すると自動的に目標心拍数を計算する目標心拍数自動設定機能付きの高機能で大人気の心拍計です。画像右は防水性 5気圧防水で主な球技の競技時間9種類をプリセット、プリセットタイム10分/12分/15分/20分/25分/30分/35分/40分/45分、計測単位1秒、オートリピート、計測回数カウント可能なカシオの定番人気心拍計です♪ 画像をクリックすると商品詳細ページにリンクします。