妊娠中の不安やストレスなどを解消しながら、基礎代謝をアップして体力を増進する効果もあるマタニティヨガ。マタニティヨガはあまり運動量が多いエクササイズではないので、いきなりはじめても問題ないといわれていますが、マタニティヨガの場合にはいきなるはじめると血行が急に良くなったりして体調が悪くなってしまう事もあるので、マタニティヨガを行なう前には必ず準備体操をする事が必要です。準備体操をする際には、心臓から遠い場所にある部分から動かして、血行を少しずつアップしていくのが良いでしょう。最初は手首、足首などを回して関節を柔らかくすると同時に筋肉も軽くストレッチし、その後は、股間節や肩、首などの間接や筋肉をストレッチしていきましょう。

マタニティヨガのポーズにはいろいろなものがありますが、大きく分類すると、妊娠中に骨盤などがずれたり歪んでしまうのを防いで左右対称に改善する事ができるような「妊娠中」のためのポーズと、出産の時に約に樽「出産時」のためのポーズなどに分類する事ができます。

骨格のズレやゆがみを改善して、子宮をささえるサポート力をアップする事が出来るマタニティヨガのポーズには、開脚のポーズが有効です。開脚のポーズは、文字通り、足を開脚して座るのが基本形になりますが、この時にお腹が大きいとどうしても上半身が真っ直ぐ上に伸ばせなかったり、開脚で座る事が苦しかったりするものです。そんな時には、お尻の下に枕などを入れて楽な体制を整えてから、背筋をできるだけ伸ばしてお腹を圧迫しないように心がけてくださいね。いきなり両足の開脚が難しい場合には、片足ずつはじめてみるのもおすすめです。慣れてきてから両足を開脚するのをゴールに設定するのも良いでしょう。

両足の開脚ができるようになったら、上半身はゆっくりと息を吐きながら両手を伸ばして頭の上で掌をピッタリとくっつけます。体がグラグラしないように意識しながらこの開脚のポーズを行なう事によって、子宮をささえている骨盤を左右対称で安定させる事が可能になります。

多くの産院でも導入されている妊婦向けにアレンジされたマタニティヨガの安全なプログラムが紹介されています。オーストラリアの自然風景とおだやかな空間、そして落ちついた音楽と声の中で最高のリラックスタイムを体験してください♪