ロードバイク:タイヤの寿命
ロードバイク:タイヤの寿命について
車輪がついている乗り物にとっては、路面と接地しているタイヤは消耗品というだけでなく、命を預けるパーツとなります。そのため、タイヤの寿命に関しては神経質になったほうが良いかもしれません。タイヤはある日突然寿命が来るというわけではなく、その前にいくつかの寿命のサインを出します。そのサインを見逃さずにキャッチし、寿命が来る前にタイヤ交換をしてあげることがロードバイクを安全に楽しむためのコツとなります。
ロードバイクの寿命が分かるサインの一つに、スリップサインがあります。自動車のタイヤにもこうしたサインはついているので、タイヤのどこを見れば寿命かどうかが分かる人もいるかと思いますが、ロードバイクの場合にはタイヤの中心にある溝が浅い部分がスリップサインとなります。
スリップサインの見方が分かっていれば、自分自身で行うメンテナンスの段階でスリップサインを見つけることができますが、初めてロードバイクに挑戦する人にとっては、スリップサインという言葉も存在も知らないという人も少なくありません。そのためスリップサインが出ていても寿命だと気づかずに乗り続けてしまうこともあります。
スリップサインが分からない人でも、タイヤの寿命が分かる方法があります。それが、タイヤの溝の深さをチェックする方法です。購入したばかりの新品のタイヤは、溝がくっきりと深くなっているのが特徴。しかし、乗っていると少しずつ摩耗して、溝が薄くなってきます。また、タイヤのゴムの中から白っぽい繊維状のものが出てきても、タイヤの寿命が近づいてきたというサインです。この尻尾繊維状のものは意図的に入っているので、決してタイヤの不良品というわけではありません。
溝がなだらかになって少なくなってきたら、それはタイヤの寿命が近づいてきたという事なので、ぎりぎりまで待たずにタイヤ交換をするようにしましょう。溝が薄くなっても乗り続けていると、タイヤがある日突然バーストといって破裂してしまうこともあります。事故の原因にもなるので気をつけてください。
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