ベリーダンスのシューズについて

シューズについて [〜ベリーダンスの衣装解説〜]

中東諸国の民族舞踊として発展したベリーダンスは、地域によってダンスメソッドや衣装などが微妙に異なっています。ベリーダンスを踊る時に履くシューズも地域によって異なるようです。

ベリーダンスを見る時には衣装や踊り方などには目が行きますが、なかなかスカートの下からたまにのぞく足や靴にまで意識をそそいでみている人もなかなか少ないと思います。注意しながらダンサー達の足元を見ていると、サンダルのようなシューズを履いて踊っている人が多いようですが、プロの中にはハイヒールや厚底のシューズを履いて踊るダンサー達もいるようです。

ハイヒールや厚底シューズを履いて踊るスタイルは、ベリーダンスの中でもトルコスタイルと言われています。トルコスタイルのベリーダンスは、他のスタイルと比べて肌の露出が多く、腰を高い位置で振るのが特徴で、以前ではダンサー達は腰よりも高い位置にベルトを締め、脚は丸出しのような状態、そして足にはハイヒールや厚底シューズなどを履く事で、腰の位置をより高く見せようと努力していたのだそうです。現在ではトルコスタイルのベリーダンスでも、ハイヒールや厚底シューズを履いて踊るダンサーはかなり少なくなり、ほとんどのダンサーはフラットなシューズをはいているようです。

ベリーダンスは飛び跳ねたりつま先で立ったりするわけではないので、素足で踊ろうと思えば踊れそうな気もします。しかし、脚を床に滑らせたりする動きが多いので、素足では皮がむけてしまうのだそうです。そのため、脚の動きや力の入れ具合を感じながら踊れるために皮素材で柔らかいシューズを履くのが一般的です。バレエシューズなどのような手触りをイメージすると良いかもしれませんね。ベリーダンスのシューズはベリーダンス専用のスタイルというわけではなく、ヨガやフラダンス、太極拳などにも着用できるシューズが使われています。ブラックやベージュなどいろいろなカラーがありますが、アンクレットなどをつけ手足もオリエンタルでセクシーに飾ったら、裸足に見えるベージュのシューズがシックリくるかもしれませんね。

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