腕立て伏せをすると、上腕三頭筋、大胸筋、そして肩の部分の三角筋を鍛えることができます。一般的な腕立て伏せでは、平らな床の上で行い、自分自身の体重を負荷とすることによってトレーニングしていきますが、慣れてきたりもともと腕力の強い人だったりすると、この方法では負荷が大きくできずにあまりトレーニング効果を期待することができないというケースもあります。その場合にはどのようにして腕立て伏せをすれば効果が期待できるのでしょうか?

 

腕立て伏せで鍛えたい部分の負荷を大きくしてトレーニング効果をアップするためには、ダンベルを使ったトレーニングがおすすめです。うつぶせの状態で腕立て伏せをしても、手も足も床についているので負荷を大きくすることはできませんよね。しかし、あおむけの状態でベンチプレスのようにダンベルを使って筋トレをすれば、負荷を調整しながら上腕三頭筋、大胸筋、そして三角筋を鍛えることが可能です。

 

また、腕立て伏せをするような感じでうつ伏せの状態でポジションを取り、両手にはダンベルを握ってみてください。通常の腕立て伏せの場合には、ひじを曲げて上半身を動かしますが、ダンベルを使った腕立て伏せでは、片腕ずつ腕を引き上げ、ダンベルを持った手をグイッと後ろまで引いてみましょう。見た目にはあまりキツイ感じはしませんが、実際にやってみるとかなりハードなトレーニングとなるはずです。

 

ダンベルを使った腕立て伏せでは、右腕を引き上げ、左手を引き上げ、そしてその次にダンベルを持った手はそのままで上半身を下げて一般的な腕立て伏せをします。この3つの動きで1セットとなります。1回あたりのトレーニングでは、この3つの動きを20セット程度繰り返し、できるなら少し休憩を挟んでから同じように20セットをもう一度行うと良いでしょう。

 

ダンベルを使った腕立て伏せでは、ダンベルの重さを調整することによって負荷を自分の腕力や体力に合わせて調整することができます。ダンベルを重くすれば負荷も大きくなりますが、正しいフォームで行うように気をつけながらトレーニングしてくださいね。