腕立て伏せをすると、自分自身の体重の約3分の2ぐらいが負荷としてかかります。体重が軽い人で筋力がある人なら、床での腕立て伏せは難なくできるでしょうし、何回でも回数を決めたら無難にこなせるのではないでしょうか。しかし、筋力がない人の場合には、自分の体重の3分の2というのはかなりハードルが高い負荷となってしまいます。そのため、頑張っても回数をこなせなかったり、腕立て伏せをした翌日にはひどい筋肉痛でものも持てなくなってしまう人も少なくありません。
腕立て伏せをする場合には、毎日するのか、それとも頻度を下げたほうが良いのか迷う人もいますが、どのぐらいの頻度でするのが効果的なのかは、どのぐらいの負荷をかけてトレーニングするかによっても異なります。例えば、筋力が少ない人が床で腕立て伏せをすると、翌日にはひどい筋肉痛になってしまうことが多いのですが、これは自分の筋力に対してかなりマックスに近い負荷をかけてトレーニングしたため。その場合には、2日〜3日ほど筋肉が回復する時間を空けることによって、筋トレ効果が高くなります。
負荷を大きくして腕立て伏せをすると、筋肉が大きく成長するので、マッチョなボディに近づけるトレーニングができます。マッチョではなく細マッチョ、脱いだらすごい筋肉ボディを作りたい場合には、負荷を小さくした状態で毎日腕立て伏せをするのがおススメ。一度のトレーニングで筋肉に与えるダメージをあまり大きくしなければ、翌日に筋肉痛で動けないという事もなくなりますし、その状態で毎日トレーニングを続けることによって、筋肉に持久力やスタミナをつけることができます。
平らな床の上で腕立て伏せをするのがきついけれど、毎日トレーニングしたいという人なら、負荷を小さくするために膝をついた状態で腕立て伏せをしてみるなど工夫してみても良いでしょう。体重や筋力には個人差があるので、自分にピッタリのポイントを見つけることも大切なトレーニング方法といえるのではないでしょうか。