自宅でも簡単にできる筋トレメニューとして知られている腕立て伏せ。正しい方法で行えば、少ない回数でも確実に筋肉に効果がありますが、間違った方法で行っている人がとても多いことはご存知ですか?間違った方法で腕立て伏せをすると、本来期待できるはずの効果も期待できないだけでなく、マイナス効果になってしまうことも多いので気を付けなければいけません。正しい方法で腕立て伏せをするには、どんなコツがあるのでしょうか?

 

まず、腕立て伏せで確実に筋肉を鍛えるためには、上半身を出来るだけ真っすぐに維持することが大切です。慣れないとどうしてもお尻が下がってしまいますし、上半身をまっすぐに維持するためには、けっこうな腹筋も必要となるので、ハードさはアップしてしまいます。

 

慣れるまではお尻が下がりすぎないように、また逆に上がりすぎないように意識しながら行うために、鏡の横で腕立て伏せするという方法もおすすめです。上半身をまっすぐにするためのコツは、腹筋に最も負荷がかかるポイントが、上半身がまっすぐになっているポイント。つまり、お腹にグイグイと負荷がかかっていれば、そこが本来の腕立て伏せの正しい方法という事になります。

 

初心者が正しい方法でできる腕立て伏せのコツをご紹介しましょう。まず、床にうつぶせに仰向けになった状態から腕立て伏せをしていきます。通常の場合には、足はつま先を床に残して上半身を腕の力でリフトアップしていくわけですが、慣れないうちは膝を床につけた状態で腕立て伏せをしていくと良いでしょう。通常の場合によりも体が安定しやすいですし、上半身も真っすぐになりやすいので、腕力がない人にとってもおすすめの方法です。

 

腕立て伏せでは自分の体重を負荷とすることによって上腕三頭筋や大胸筋、三角筋を鍛えることができます。最初は体重という負荷が辛くても、頻繁にトレーニングしていれば誰でも少なからず楽になっていくはず。場合によっては一般的な腕立て伏せではまったくハードでなくなってしまうこともあります。その場合には、肩裸子腕立て伏せや片腕腕立て伏せのように負荷をアップするという方法もおすすめです。こうした腕立て伏せのアレンジは、体のバランスを取りながら行うのがコツです。