生活習慣病と呼ばれる事も多いメタボリックシンドロームは、生活習慣が原因で発症する事が多いのが大きな特徴。生活習慣が原因の疾病は、治療法も生活習慣を根本的に改善する事が必要になります。メタボリックシンドロームには、肥満・高血圧・糖尿病などいろいろな疾病や症状が起こります。そのため、明らかに医療治療を行って症状を抑えなければ行けない場合には、薬などを使って症状を押さえる治療が行われます。

 

例えば、生活習慣病の中でもとても多い「高血圧」。生活習慣や食生活を改善すれば血圧も少しずつ改善されますが、すでに高血圧になっている場合には薬を使って速やかに血圧を下げなければ、他の疾病や発作などを引き起こしてしまって命の危険も出てきてしまいます。そのため、高血圧の症状が出ている場合には、降圧薬と呼ばれる飲み薬を処方されることが一般的です。ただし、降圧薬は血圧を根本的に治療してくれる医薬品ではなく、一時的に血圧を下げる事ができるという医薬品なので、その薬を一生のみ続けなければいけないか、途中でやめる事ができるかどうかは、自分の生活習慣や食生活と大きな関係があります。

 

メタボリックシンドロームの症状の一つでもある肥満の治療も、一般的にはダイエット指導に基づいて食生活や生活習慣を見直す治療法が多いようです。あまりにも肥満が進行してしまうと心臓を圧迫してしまって危険ですが、仕事をしていればそこまで肥満になってしまうことも少ないので、運動するように心がけたり、食生活を改善して摂取カロリーを減らすなど生活習慣の改善が肥満の治療となる事が多いようですね。最近では美容整形などで脂肪除去できる治療法などもあるようですが、コストやリスクなどもまだまだ高いため、あまりおススメではないようです。

 

メタボリックシンドロームの治療は、食生活や生活習慣を改善することが大前提となる事が多いもの。自分1人ではなかなか頑張れない人もいると思うので、家族とともに週末は外に出て体を動かしたり、低カロリーで満腹感のある食生活を心がけたりして長期的に頑張る事が大切です。