日本人が昔からよく愛飲している緑茶には、メタボリックを解消する効果があるといわれています。緑茶の中でも深蒸し茶とよばれるタイプの緑茶には、カテキンが豊富に含まれていて、このカテキンがメタボリックの原因でもある脂肪をより燃焼させる効果があるといわれています。

カテキンとは、一言で言えばお茶の渋み成分。お茶にはもともとテアニンと呼ばれる成分が含まれていて、この成分は脳をリラックスさせる働きがあります。このテアニンが紫外線を浴びるとカテキンに変化すると言われています。つまり、日光をたっぷりと浴びて育った茶葉にはカテキンがたっぷりと含まれているという事になりますね。

渋み成分でもあるカテキンがたっぷり含まれていると、緑茶は当然、渋みを増します。その渋みがたまらなく美味しいと感じる人も多いのですが、渋さを和らげてマイルドに改善したのが深蒸し茶なのです。深蒸し茶はカテキンの成分を壊すことなく渋みだけをマイルドにしているので、栄養価値はそのまま。つまり、カテキン含有量も高いままをキープしているので、メタボリック解消の効果もかなり期待できます。

それだけではありません。私達が食事から摂取下脂肪などは、体内に吸収されて肥満を引き起こす原因になります。ただでさえ余分な中性脂肪をたくさん抱えているメタボ予備軍にとっては、これ以上の脂肪は必要内ですよね。そこで登場するのが、緑茶に入っている栄養分でもあるカテキンなのです。カテキンは脂肪を作り出す酵素の働きを抑制して、食事として体内に入ってきた脂肪を体内に吸収させることなく体外へ排出させる働きをしてくれます。

また、カテキンには血液中のたくさん入っているコレステロールを吸着して体外へ排出する働きをしていたり、血糖値や血圧などを効果させる働きもしてくれています。緑茶はまさに、生活習慣病の救世主とも言うべき存在なのです。

緑茶はヨーグルトなどと一緒に食べると相乗効果によってカテキンの作用も高まるといわれています。同時に、ヨーグルトの中のビフィズス菌や乳酸菌の働きも高まるのでデトックス効果も期待できますね。