「中高年になるとメタボが心配だなぁ」なんてよく耳にするメタボはメタボリックを短くした名称。中高年になると頻繁に会話の中にも登場する言葉ですが、そもそもメタボリックとは何かご存知ですか?

 

お腹周りにたっぷりとついた脂肪にも、皮下脂肪タイプや内臓脂肪タイプがあり、それぞれに脂肪がたまる(=太る)事によるリスクが異なります。このうち、内臓脂肪型の肥満は、心臓や血管、その他の臓器にたっぷりと脂肪がついてしまうタイプの肥満なのですが、内臓を脂肪が圧迫してしまう事によっていろいろな生活習慣病にかかりやすくなってしまいます。内臓脂肪が引き金となるいろいろな病気をメタボシンドローム、略してメタボと呼んでいます。

 

内臓脂肪がたっぷりとつく事によってかかる病気は「生活習慣病」とも呼ばれていますが、生活習慣病には、いろいろな疾病があります。例えば、肥満症、高血圧、糖尿病、高脂血症など、内臓に脂肪がたまってしまうと、本来サラサラなはずの血液もドロドロになってしまいますし、心臓などの臓器を圧迫するために心臓発作などのリスクも高まります。メタボリックは以前なら「中高年がかかりやすい病気」というだけで、あまり職場や社会が真剣に向き合うことは少なかったようですが、最近ではメタボが労災保険で認められたりするなど社会的にも認められるようになり、職場でも本格的に社員のメタボ対策を行なう企業も増えてきたようです。

 

メタボリックにかからないためには、どんな生活を心がけたら良いのでしょうか?

 

中高年は若い年齢の人と比べるとどうしても基礎代謝が劣ってしまうために、脂肪がつきやすくなってしまいます。しかも、仕事の接待などで外食が続いたりすると、栄養が偏って脂肪分や糖分の多い食事が増えてしまいます。そして、万年の運動不足。これらが全て、メタボリックの原因になってしまうわけですね。メタボリックにならないためには、こういう悪い習慣を改善すればよいわけです。