体幹を鍛える方法にはいろいろな種類がありますが、骨に近いインナーマッスルを鍛える体幹トレーニングは、スポーツジムで大型マシンを使うようなタイプの筋トレをする必要はありません。体幹トレーニングを効果的に行なうためには、筋肉を鍛えるという観念は払拭して、筋肉をストレッチさせてあげる事に集中したトレーニングを行なうのが効果的です。

 

ストレッチ系のトレーニングと聞いて思い浮かぶのは、やはりヨガやピラティス。確かに、ヨガやピラティスはハードな筋トレではありませんが、普段は余り使わない筋肉でもストレッチしたり、体のバランス感覚がとても大切なエクササイズですよね。こうしたストレッチ系エクササイズは、体幹トレーニングとしても効果的です。初心者から上級者まで、自分のレベルに合わせたポージングがいくつもラインナップされているので、その中から気にいったものをいくつか覚えておき、テレビを見ている時や隙間時間を利用して行なってみると良いでしょう。その際、いくつかピックアップするポージングは、できるだけ全身の筋肉を鍛える事ができるようなバランスも考えて選びましょう。偏った筋肉しかストレッチできないようなポージングでは、偏った体幹トレーニング効果しか出ないので注意してくださいね。

 

水泳も体幹を鍛える事ができるエクササイズとして利用する事ができます。水泳の中でも特に、バタフライや平泳ぎなどは、手足を全て使ってストレッチ効果が高い種目でもあります。水泳を活用して体幹トレーニングするのも良いですが、水泳選手などは、陸上での体幹トレーニングを重ねて、その効果を水泳へ発揮させるといったトレーニングを行なうことも多いようです。

 

体幹ストレッチは、難しいタイプのストレッチをする必要はありません。ただし、筋肉は使わないと硬く凝りやすくなってしまうので、できるだけ継続して続ける事が大切。毎日続けていると四肢の可動範囲も広くなりますし、体が軽くなって動きやすくなるといった効果も実感できるはずです。