体幹皮下脂肪率という言葉をご存知ですか? 体幹というのは基本的には胴体の事で、体のバランスに大きく関係している中心ライン周辺の事を指しています。内臓脂肪とよく対称的につかわれる「皮下脂肪」というのは、体の表面近くにつく脂肪のことで、女性の場合にはプロのアスリートでもなかなかこの皮下脂肪を少なくするのは難しいといわれています。皮下脂肪は体の全体につく脂肪なので、胴体はもちろん、手にも足にもつきます。

 

体幹皮下脂肪率というのは、このうち胴体部分についている皮下脂肪のこと。胴体部分の皮下脂肪の中でも肥満と大きな関係があるのは、下腹につきやすい皮下脂肪で、胴体の中ではこの部分に最も皮下脂肪がつきやすいといわれています。そのため、自分がどのぐらい肥満なのかをチェックする際には、体幹皮下脂肪率も参考にする事ができます。

 

ただし、ここで注意しなければ行けないのは、女性の体幹皮下脂肪率。女性の場合にはバストにも皮下脂肪がついているため、男性のように筋トレや体幹トレーニングなどで体を絞り込む事によって体幹皮下脂肪率を軽減する事が簡単ではありません。そのため、女性の場合には体幹皮下脂肪率よりも、骨格筋率や基礎代謝量など、別の部分でどのぐらい体が絞れているのかをチェックする事が多いようですね。

 

体幹皮下脂肪率は、スポーツジムやフィットネスクラブなどでチェックする事ができますが、自宅でもチェックする事ができます。量販店で販売されている体重計の中には、体重体組成計と呼ばれる脂肪レベルや脂肪率などをチェックすることもできる優秀な体重計などもあります。体幹トレーニングをしながらダイエットをしている人などは、こうした体重計を活用しながら、毎日の励みにするのも良いかもしれませんね。

 

体幹皮下脂肪率を絞り込むと、体型を崩す原因となっている脂肪を減らすことができるので、昔のようなナイスボディを取り戻す事にもつながります。