体幹トレーニングは、同じ部分の筋肉を鍛える場合にも、難易度や体力に合わせていくつかのメニューがラインナップされています。自分の体力に合わない無理なメニューからいきなりはじめても、トレーニング効果を期待できるどころか、体を痛めてしまう結果になってしまうので気をつけなければいけません。

 

体幹トレーニングを行なう際には、まず最初に筋肉の凝りをほぐして柔らかくする効果があるストレッチからはじめましょう。それまで運動不足だった人がいきなり筋肉を鍛えようとしても、硬く凝り固まっている筋肉にとっては無理な負荷にしかなりません。筋肉をほぐしてあげるストレッチは、体が温まっているお風呂上りなどに行なうのがおすすめ。お風呂に入るときにも、シャワーだけで済ませるのではなく、湯船にもつかって体を温めてあげる事がおすすめです。また、通勤時間も駅までウォーキングをしたり、エスカレーターではなく階段を使ったりすれば、筋肉がバランスよく鍛えられるので、体幹トレーニングとしての効果も期待できそうですね。

 

体幹トレーニングメニューは、体幹をバランスよく鍛えるため、一箇所の筋肉だけではなく一連のメニューとしてこなすことが大切です。腹筋を鍛えたら背筋も鍛える、というように骨に対してバランスよくトレーニングをするようにしましょう。腹筋、背筋、首、肩、胸筋、腰など体幹トレーニングで鍛える事ができる部位はたくさんあります。少ない回数でもよいので、幅広いメニューを浅く広くこなすことがおすすめです。

 

腕や足なども、体幹トレーニングの延長としてトレーニングする事ができます。その場合には、腕や足の関節部分を中心にトレーニングしてあげるようにしましょう。太ももや二の腕などのトレーニングは、体幹というよりも筋トレになってしまいやすいので注意してくださいね。

 

トレーニングメニューをこなしたら、最後にクールダウンも忘れずに行いましょう。クールダウンはトレーニングによって熱を持った筋肉を少しずつ鎮めていく作業で、呼吸を整えたりする効果もあります。