肩甲骨は、デスクワークやパソコンワークをしている人にとっては、普段の生活ではあまり動かしていない場所。いつも同じ姿勢のまま作業をすることが多いので、筋肉も凝りやすく、肩こりや背中のコリ、首のコリを引き起こす原因にもなってしまう部位です。考え方を変えれば、肩甲骨の筋肉が凝ってしまわないように、頻繁に動かしていたりストレッチしていれば、肩こりや首のコリ、背中のコリなどが予防できるというわけです。

 

肩甲骨のトレーニングは、短時間で簡単にできるだけでなく、健康効果やダイエット効果など、たくさんの効果が期待できるのが特徴です。肩甲骨の周辺には、体内の脂肪燃焼を活性化してくれる褐色脂肪細胞という細胞がたくさん密集しているのですが、この細胞はダイエット細胞と呼ばれるほど大きな脂肪燃焼効果があり、刺激するだけで痩せられるのが魅力。運動をしなくても、肩甲骨トレーニングをするだけで痩せられるなんて、嬉しいですよね?

 

肩甲骨トレーニングの方法は、とても簡単です。肩甲骨は腕や首の動きなどに合わせて開閉するような構造になっています。その肩甲骨を、ストレッチによって開閉することによって、周辺の筋肉残りを解消してあげることができます。例えば、両腕をまっすぐ上にあげて手のひらを合わせた状態から、ひじを曲げながら両腕を体の左右に開き、脇の角度と肘の角度が90度ずつになるようなポーズを作るだけでも、肩甲骨のストレッチ効果が期待できます。

 

具体的な方法は、ネットの動画サイトなどでも閲覧することができますが、具体的な方法が良く分からないという人は、子供のころにたしなんだラジオ体操をストレッチを意識しながら行うだけでも、肩甲骨のトレーニング効果が期待できます。肩甲骨トレーニングの方法にはいくつかの方法がありますが、一つの方法だけではなく、複数の方法を組み合わせることによって、肩甲骨周辺の筋肉を効率的にほぐしてあげることができます。エクササイズバンドやバランスボールなどのアイテムを使って楽しみながらトレーニングするのも良いですし、テレビを見ながら、朝起きた直後のストレッチとして行うのもおすすめです。