フラダンスのパニエパンツ

フラダンスのパニエパンツについて [〜フラダンス衣装解説〜]

フラダンスを踊る時には、たっぷりとついたフレアーが美しいバウスカートを履くのが一般的です。しかし、ステージの上ではライトの光でバウスカートの中が透けてしまったり、強風に煽られてスカートがめくれてしまうアクシデントなども良くあります。そのため、フラダンスを踊るダンサー達は、アンダーパンツと呼ばれる「見せてもよい下着」をバウスカートの中に履いている事が多いようです。

アンダーパンツの中でもフラダンスの下着として特に人気があるのが、パニエパンツ。パニエパンツとは、18世紀のヨーロッパなどで、貴族の女性達がドレスをフンワリと広がった形に見せるために使われていた下着のこと。当時でも現在でも、パニエの目的は「スカートをふくらませること」なので、パニエの下に自分の下着を履くのが一般的なようです。

フラダンスのパニエパンツもまた、バウスカートを広がっているように魅せるために着用します。しかし、フラダンスのバウスカートはもともと生地が薄っぺらいため、パニエパンツにはスカートを膨らませる以上の役割も持っている事が多いようです。例えば、白い素材のバウスカートを履いたりすると、いくらその下にパニエパンツを履いていても、下着が透けてしまうこともあります。そのため、フラダンス用のパニエパンツは、白くても中の下着が透けないような工夫がされているようです。

フラダンスのパニエパンツは、同じようにドレスの下に着用するペチコートよりも生地がしっかりしていてフンワリ膨らんだシルエットになっている事が多いようです。裾の部分がゴムで搾られているので、フラダンスを踊る時には足の動きを妨げる事がないので機能的。なによりも、仮にバウスカートの下からパニエパンツが見えてしまったとしても、可愛いデザインなので、全く恥ずかしくないのがうれしいですよね。

フラダンスの衣装やアクセサリーを取扱っているショップなら、パニエパンツも取扱われています。素材がしっかりしていて、バウスカートをきちんと膨らませてくれる効果があるタイプの物を選ぶと良いでしょう。

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