フラダンス・アミについて

フラダンス・アミについて [〜フラダンスの踊り方解説〜]

フラダンスの基本ステップの中でも足を動かさずに腰だけを動かす「アミ」は、初心者にはなかなか難しいステップ。足を動かさずに腰だけを円く回すので、上手に出来ないとなんとなくラジオ体操でストレッチをしているような雰囲気になってしまう事もあります。アミの練習をする時には、左右に体重を移動させながら、腰を使って「８」を描くように動かすのがポイント。慣れてくればコツを掴んでどんどん上手に踊れるようになりますし、鏡の前で練習するのもイメージと体の動きが結びつくので効果的です。

アミのステップをご紹介しましょう。アミは４拍で1セットの動き。左右に1回ずつ腰を振って４拍なので、２拍で右に腰を振り、次の２拍で左に腰を振るようなイメージで行くと良いですね。腰を右に振るときには、体重を右足に移動して、右のひざを少し曲げて弾みをつけてからバウスカートも一緒にフンワリとするような感じで腰をサークルに回してください。この時、右足はきちんと足の裏から踏み込んで少しひざも曲げ、曲げたひざを伸ばすように上方向の動きも加えながら腰を回すと上手にできると思います。急ぐ必要はないので、2拍を十分にたっぷり使って腰を回しましょう。

「それでも上手に出来ない」

という方ももちろんたくさんいます。アミはフラダンスのステップの中でもコツをつかめないとなかなか上手に出来ないステップですし、腰を大胆に振るという動作は日本人のDNAには恥ずかしくてインプットされていないことも多い動きなので、上手にアミができるようになるためには、まず恥ずかしさをぬぐい捨ててしまうことも良いかもしれませんね。

アミととてもよく似たステップに「カオ」というステップもあります。フラダンスの経験を積んでくるとこの二つのステップを上手に使い分ける事もできるようになりますが、経験を積むまでは、大胆に大きく腰を回すのがカオで、少し控えめにまわすのがアミと覚えておいても問題ないと思います。

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