短時間で大きな効果が期待できる加圧トレーニング。より大きな効果を求めたいスポーツ選手やトレーニングをする時間がないほどに忙しいセレブにも大人気ですし、成長ホルモンの分泌が鈍ってきた中年以降の人にとってはアンチエイジング効果が期待できるトレーニングとしても大人気となっています。たくさんのメリットがずらりとリストアップされることが多い加圧トレーニングですが、どんなデメリットがあるのでしょうか?

 

■肌がどす黒くなる
加圧トレーニングでは、トレーニングしたい腕や足の付け根などにチューブをキツク巻き付け、血行を制限します。トレーニングしなくても、体を部分的にきつく縛ったりすると、その先には十分な血液が流れにくくなるので、肌の色はどす黒く変色しますよね?加圧トレーニングでも同じ症状が起きます。血流を制限している部分は、肌がどす黒くなってしまいます。もちろん、これはトレーニング中だけに起きる症状なので、トレーニングを終了してチューブを外せば、肌の色はすぐに元に戻るはずです。

 

■点状出血
点状出血とは、小さな赤い斑点が肌に現れる症状で、毛細血管がプチプチと切れてしまうことによって出血が起きている状態のことです。加圧トレーニングをすると血流が止められたり勢いよく流れたりと極端な状態になってしまうため、毛細血管が切れてしまうこともあるようですね。通常の場合には、点状出血が現れても数日で自然消滅することが多いのですが、体質によってはなかなか消えないこともあるようです。その場合でも、特に医師の診察を受ける必要はないと言われています。

 

■貧血
加圧トレーニングを行うと、血流が制限されてしまうので、もともと貧血になりやすい人は注意が必要です。貧血はトレーニング中に起きることが多いため、すぐに横になって血流をもとの状態に戻すことが必要です。トレーニングの度に貧血が起きてしまう人は、もしかしたらチューブの締め付け方がきつすぎるのかもしれませんし、加圧トレーニングにはもともと向いていない体質なのかもしれません。