体脂肪率をスピーディに効率よく減らすためには、運動だけではなく食生活の見直しも大切です。運動が嫌いな人ならとくに、嫌な運動を毎日続けるだけでも大きなストレスになってしまいますよね。その場合には、日常生活の中で有酸素運動になりそうなものを上手に取り入れながら、食生活を見直すことによって、ハードな運動を頻繁にしなくても効率的に体脂肪率を減らすことができます。
体脂肪率を減らすためには、食事は一日の摂取カロリーを多くても1800キロカロリー以内に抑えるようにしましょう。あっさりした和食系の食事をしていれば、この数字は無理な数字ではありませんが、洋食や外食が多かったり、コンビニのお弁当などがメインの食生活になっている人は、満腹感と比べてカロリー数が高いので注意しましょう。食事は、朝食から昼食、夕食にかけてどんどん食べる量が増えてカロリー数も高くなる人が多いのですが、体脂肪率を減らしたい場合には、それではいけません。一日の中で最もたくさん食べてよいのは朝食。次に昼食で、夕食はあまりカロリーを取らないように心がけたほうが良いでしょう。これは、寝ている間に夕食で摂取した炭水化物などが体脂肪として蓄積されてしまうのを防ぐためです。
食事内容も大切です。脂身の多い肉、揚げ物、コテコテでオイリーな食事はできるだけ避けて、野菜、豆腐、魚を中心とする食生活が理想的です。調理方法によっても摂取カロリーは異なるので、できるだけ油を使わない調理法で食事の準備をするとよいでしょう。また、日常生活の中でエネルギーとして使われる炭水化物は、体脂肪率を効率的に減らしたい時には控えたほうが良い栄養成分。白米、パン、麺類、ジャガイモなどはできるだけ避けましょう。
食べる時間帯も大切です。朝食の場合には、一日の生活の中で朝食で摂取したカロリーは完全燃焼できるので問題ありませんが、夕食の場合には寝るまでに食事が消化しきれないこともあるかもしれません。できるだけ夕食は、就寝時間の3時間前よりも前に食べるように心がけるとともに、夕食ではできるだけ炭水化物の摂取量は減らすようにしたほうが良いでしょう。