エアロバイクはダイエットやエクササイズ、筋トレなどの目的で使われることが多い運動器具で、有酸素運動をすることができます。スポーツジムやフィットネスクラブに置いてあるエアロバイクは、筋トレをしたい人でも、ダイエットをしたい人でも負荷が自由に調整できるように工夫されているプロ仕様のものが多いですし、自宅で使うデザインのエアロバイクなら、音が静かでコンパクト、軽量で女性でも持ち運びしやすいようなデザインになっているものが多いですよね。
そんなエアロバイクは、有酸素運動の中でも心拍数を自分で管理しながら調整できるという特徴があり、その特徴を生かしてリハビリのためのトレーニングとしてもつかわれています。
怪我や病気によって体力や筋力が低弱した場合、通常の生活に戻るための体力や筋力をつけることは、なかなか簡単ではありません。適切な方法で筋力や体力を回復させるために、リハビリ施設においてトレーニングが行われることも少なくないわけですが、そんなリハビリ施設には、エアロバイクも設置されていることが多いようです。
リハビリ用のエアロバイクは、スポーツジムなどに置いてあるエアロバイクようなとはデザインが大きく異なっています。負荷を大きくしたり、より多くの筋肉に負荷をかける工夫をするのではなく、リハビリ中のトレーニングを行う上で安全性がまず第一に確保されています。通常の場合、エアロバイクのサドルはけっこう高めで、実際にエアロバイクを使うと自転車をこいでいるような体勢になることが多いのですが、リハビリ用エアロバイクの場合には、安定した大きめのサドルの上に座り、その状態で腕や足のリハビリエクササイズができるように工夫されています。
リハビリ用でも、楽しくモチベーションを高く持ちながらエクササイズができるような設定機能も充実しているのがエアロバイク。例えば、ホイールの回転数が表示されたり、消費したカロリー数、心拍数、エクササイズ下距離、ステップ数など、ニーズに応じてリハビリ管理がしやすいような情報がスクリーンに表示されるので、リハビリ中の患者さんも楽しいですし、管理する側の医師にとっても分かりやすい情報提供が行われています。