クライマーとは日本語で『登山家』という通り、このトレーニングマシーンは階段登り、山登りを擬似的に体験できるんです。昔々テレビゲームであった「クレイジークライマー」を思い出しますねw
クライマーは足を使いどんどん登っていくかなりの有酸素運動を要するヴァーチャル階段登りマシンです。やってみたら分かりますが、これかなりしんどいですよ! 足を置くステップが油圧式となっており、左右を等速で交互に踏み降ろして運動を行うんですね。疲れたりしてちょっと油断すると足を置くステップが床に付いちゃうんで、一生懸命足を上げ続けていかないとならないんです。油圧式ステップの強弱も付けられまして、レベルを上げれば上げるほど「階段登り地獄」が待っていますぜ(苦笑)
ありがたいのか分からないけど階段を登った回数がカウントされ、クライマー本体に今ビルの「何階」まで登ったかが表示されるんですよ。いつ見ても「だから何だっていうんだよ〜!!」といった気持ちになりますよw これ際限ないからね、やめなきゃ都庁やサンシャインのような超高層ビルを何本も登る事になるんだからね。バベルの塔なんて"へ"じゃないぜよ、やる気と体力さえあれば天上界にまで登ることができるぜ・・・というより登った気にはなるヨ(苦笑)
まぁ実際一生懸命に苦労して登れど登れど景色は全く変わりませんからね〜、クライマーをやっている実感としては、階段登りというよりはなんか『アリ地獄』を必死こいて脱出しようとしているような感じが一番近いね^^; いやこれホント! 冗談抜きでそんな感覚だよ。
そう、クライマーは『アリ地獄』にはまったアリの気持ちも体験できる超マニアック(?)なマシーンでもあったのだ〜!! よく考えてみてください、普通に生きてて「アリ地獄にはまったアリの気持ち」なんて他にどこで体験できるというのですか!? ディズニーランドのアトラクションにもないでしょう? ユニバーサルスタジオのアトラクションにもないでしょ? これは凄いというかとっても貴重な体験ができるトレーニングマシーンですよ。
登れど登れど砂で滑ってしまい上には進めず、それでも必死こいて登り続けないと下で待ち続けるアリ地獄にやられてしまうという、この状況、このシチュエーション、アリの超せっぱ詰まった命がけのこの気持ちを誰が理解できるというのでしょうか!! もう涙ちょちょ切れながら無駄と分かっていても必死で登っているんですよ〜。ぜひこのクライマーでアリ地獄に落ちたアリの気持ちを分かってあげてください! 少しはアリも報われるかな。。。
ということで、アホな話はこの辺にしておいて、実際に体験してみるとこの「クライマー」は見た目よりかなりハードなトレーニングになりますし、登る時に結構コツがいるんですね。足を動かすリズム感がないと、ボヤッとしてたらすぐステップが床に落ちてしまいます。リズム感良く休まずになまけずに、どんどんどんどん登っていくのがカッコ良く(?)やるコツかな。このトレーニングマシーンは一回やりだすと休ませてくれませんからね〜(汗)
クライマーはもちろん有酸素運動にもなりますが、下半身の筋肉もかなり強化されますね。自分が実際にやった感じ、有酸素運動系トレーニングマシーンの中では一番「筋トレ」にもなっているマシーンかなと思います。とにかく下半身全体が結構疲れるんですよね〜。10分くらいやっただけでもかなりヘバッてきますし、汗が噴き出してきますよ。
またトレッドミルなどのランニングマシーンでは着地の際の衝撃により、膝関節や足関節へかなりの負担がかかり痛めやすいという問題がありましたが、クライマーは下半身の関節への衝撃も軽く安全なトレーニングができるんです。登るということで膝関節はかなり使いますが、ランニングのように着地の際の衝撃はありませんので、膝自体凄く疲れますが痛めるといった事は少ないかも。
ではまだクライマーを体験したことがない人は今度ぜひ挑戦してみてね! これぞ恐怖のアリ地獄ヴァーチャル体験マシンだよ!