アダクターとアブダクターは特に股関節周辺部やお尻の横の筋肉を鍛えるためのトレーニングマシーンです。アダクターは足の付け根の股間に非常に近い内側部分周辺の筋肉である「内転筋」を鍛え、アブダクターはお尻の横の筋肉である中殿筋、小殿筋等の外転筋群を鍛えることができます。もうちょっと単純に分かりやすく言いますと、アダクターは太ももの内側(内転筋)、アブダクターは太ももの外側(外転筋)に効果的なんですね。
それでアダクターとアブダクターをセットで説明しているのは、このトレーニングマシーンはほとんど同じ作りなんですよ。見かけもほとんど変わりません。実際に見てもらえれば分かると思いますが、トレーニングマシーンに腰掛け下半身にかかる重り・負荷を調節し、股を開いた状態から狭めて行き太ももの内側の筋肉である内転筋を鍛えるのが「アダクター」で、その逆に股を閉じた状態からガバッとウリャッと開いて行き太ももの外側の筋肉である外転筋を鍛えるのが「アブダクター」です。アダクターは足を閉じる筋力、アブダクターは足を開く筋力を鍛えます。この内転筋、外転筋は日常生活上ほとんど普段意識しない筋肉のため、力を入れたりするのが難しい筋肉でもあるんです。イコール鍛えるのが難しいんですね。
それでこの内転筋と外転筋を鍛えるというのはですね、下半身を引き締めスタイルを良くするためには非常に有効的なんですよ。「美」を追求する女性にとってはぜひ鍛えたい筋肉だと思いま〜す。おっと、カッコ良さを追求する男性にとってももちろんいいよ!
垂れたお尻やゆるんだ太ももは下半身の筋肉の衰えが原因であり、特にスタイルを悪く見せるのは内転筋の衰えなんですね。この内転筋の衰えというのはどういった自覚症状が出るかというと、座るとすぐに足を組んでしまったり、座っていて気付くといつの間にか足がだらっと開いていてしまったりしていることです。無意識のうちにこうなっていると、まず内転筋が衰えてしまっていることになりますね。
その足を内側に閉じる力・足を内側に引き寄せる力がなくなってくると、「O脚」を引き起こしてくるんですね。O脚の原因は内転筋の衰えから来ているんです。
カッコイイ引き締まったスタイルを保つにはやはり内転筋を鍛えることが重要であり、一番簡単手軽に行えるのがウォーキングです。まぁでも長時間のウォーキングは時間がない人にはちょっと無理なので、ここで出番となるのがアダクターなんですよ。内転筋にポイントを絞って短時間に集中的に鍛えることができるんです。太くゆるんだ太ももを鍛えてくれますよん。またサッカーやスケート等のスポーツにも内転筋を鍛えることは非常に有効です!
そしてお次は中殿筋を主とする外転筋です。この筋肉を鍛えることによりお尻のたるみを直すことができるんです。「たるむ」ということはどういうことかというと、筋肉が衰えていくと次第に脂肪の重みに耐えられなくなりお尻に「たるみ」が出てくるんですね。筋肉が脂肪の重みを支えきれなくなるんです。そしてドテ〜ッと下に降りてしまうんですね。
お尻の筋肉といえば盛り上がった部分を占める大殿筋のイメージが強いですが、大殿筋より上に位置する「中殿筋」の量により「たるみ」が決まってしまうんですね。中殿筋は腰の下から太ももの付け根へ縦に伸びている筋肉です。
この中殿筋がですね、お尻の盛り上がった部分の大殿筋と脂肪を同時につり上げているんですよ。ということは、この中殿筋を鍛えればたるみがない引き締まったスマートなお尻になれるというわけなんです! また中殿筋は重心のバランスを保つためにも働いていますので、バレエ(バレリーナの方)などバランスを保つスポーツをやってる人にも有効ですね。
このようにカッコイイ素敵なスタイルを保つためにアダクターで内転筋、アブダクターで外転筋を鍛えることが非常に役に立つということでっす! 因みに自分はボディコンバットやランニング等のわりと激しい運動をやっていると「膝」の方が時々痛くなって来るため、インストさんに下半身の筋肉強化ということでアダクター/アブダクターを紹介されました。
やっているとこれが結構オモシロイんですよね。足をガバッと開きながら筋力トレーニングをやっていくんですが、アダクターは股間のあたりの筋肉を鍛えているっていうのがホント実感しますよ。普段あんまり意識しない筋肉ですからね、凄く新鮮な気分です♪ まぁ恥ずかしいカッコと言えば恥ずかしいカッコですが^^