ポカリスエットと言えば日本を代表するスポーツドリンクの老舗中の老舗ですね。大塚製薬からなんと1980年に発売開始されたんですよ! 現在でも最近のアミノ酸ブームには乗らず、20年以上続く「ポカリスエット」というブランドを大切に守っていますね。スポーツドリンクの「定番」という座を獲得してますので、時代の流れとか関係なくもう我が道という感じです! スポーツドリンクだけどさ、ポカリスエットのそんなところに男樹っちゅうやつを感じますね〜。まさに男の中の男のように「スポーツドリンクの中のスポーツドリンク」と呼べるでしょう!!
その長い長い歴史の中でブランドを築き、根強いポカリスエット・ファンが現在でも大量に存在していますよね。時代がどう転がろうが、ポカリスエットだけはずっしりと構えているようなイメージがあります。
まぁでもポカリスエットのキャッチコピー/ショルダーコピーというのは時代と共に変わって来たんですよね。中身の大きな変更はありませんが、その時代に合わせた新しい切り口で消費者にポカリスエットという商品を提案してきたんですよ。
まず1980年の発売開始から1984年までは「アルカリイオン飲料」としてアピールされましたね。その頃って「アルカリ水」が結構はやってた頃でしたから、売り出し宣伝文句はこれになったんでしょうね。
次の1984年から1986年までは「アイソトニックドリンク」と付けられていましたね。なんだか分かりにくいですが、成分が体液に近い飲料という意味なんですよ。汗をかいて失われたミネラル分の補充に適することをアピールしていました。
そして1986年から1992年までが「イオンサプライ」でした。これはまぁ直訳すればイオンの供給という意味であります。ポカリスエットを飲めばイオンが体に供給されるよ〜というイメージですかね。
日常ではほとんど出てこないので「イオン」の意味がいまいちつかめないと思いますが、ナトリウムやカリウムなどの電解質のことであり、ポカリスエットは「カラダの水」に近いバランスで含んだ健康飲料なんですよ。必要な水分とイオンを素早くやさしく補給することができるんです。
そして1992年から1998年までが「リフレッシュメントウォーター」です。これもイメージが湧いてきますよね。飲めば体と気持ちがリフレッシュされる水というキャッチコピーでなかなかグッ〜〜〜ド!!
次は1998年から2002年の「ボディリクエスト」で、体がリクエストしているものが飲めるという目的で付けられたと思われます・・・と言うか、そのまんまなんですけどね(笑)
2002年からは「ION SUPPLY DRINK(イオン・サプライ・ドリンク)」となっておりまして、キャッチコピー的には一気に1986年までに戻っちゃいましたが、時代の流れがそうさせたのでしょう。健康志向の現在では一番ぴったりとはまっていますね。
まぁこれだけキャッチコピー/ショルダーコピーは変わってきましたが、ポカリスエットの本質は全く変わってきませんでしたね、そこが凄いところだと思います!
それでそもそも汗をかいた時にイオン飲料を飲む事がなぜ体に良いのかというと、人間の体液には水分だけでなく様々な「イオン」が含まれているんですね。と言うことはスポーツなどで汗を掻いた時、体にただの水を補給(飲む)するだけだと、結果的に体の水が薄まってしまい、体がそれを防ぐために喉の渇きを止め、水分補給を拒否しようとする(自発的脱水と呼びます)ことがあるんですね。
だから体の水に近いイオンバランスであるポカリスエットを飲めば、体に必要な水分とイオンがスムーズに補給できるというわけですよ。凄いでしょ? ポカリスエット! ただのジュースではないんですよ〜。製薬会社が作っているものですからね!
あとさポカリスエットは「二日酔い」の時に一番飲んでおいしいよね! 二日酔いで頭ガンガンしている時に飲んで一番スッキリする飲み物だなぁと個人的に思いま〜す。お茶よりミネラルウォーターより何よりもポカリスエットは「二日酔い」時はおいしいよ。因みにこれは自分だけではなく、友達とかも言ってることです。なんかね、二日酔い時は必ず体がポカリスエットを求めるんだよね。
そして「味」の方ですが、これまで生きてきて何本となくポカリを飲んでいるのですが、これはもう「ポカリスエット味」と呼ぶしか言いようがないですね(笑) 長い長い歴史を持っているので、「ポカリスエット味」というのがもう社会に定着してますよね! だから言葉ではホント例えられませんよ。
それで最後にポカリスエットのネーミングの由来を紹介しましょう! 「スエット」はもちろん英語で「汗」という意味であり、スポーツドリンクのイメージ的にはピッタリですね! そして問題の「ポカリ」ですが、これはなんか語感の軽い明るい響きを持つ言葉として付けられたそうですよ。はっきり言って意味不明です・・・w まぁ「爽やかな汗」といった感じなのかな〜。