フィットネスクラブに通い出して変わったことを挙げると、一番大きかったのは10年以上吸ったタバコをキッパリとやめた事ですね。喫煙期間は10数年ですよ〜、長い長い年月ですよ〜、こりゃ自分の人生に於いて劇的な変化ですよ。これまでご飯を食べたり寝たりトイレに行ったりする事のように、自分の日常ではごくごく当たり前にしていた習慣が、ある日突然なくなったんですからね。これは凄く大きな出来事ですよね!
本数にしてみれば一日一箱くらい、事ある事に気分転換だ〜とか、ちょっと仕事に区切りがついたから一服ねとか、ご飯の後のタバコがまたうまいんだよね〜だとか(特に油っこいもの食べた後はね)、コーヒーのお供はやっぱタバコだよねとか、人と喋っててちょっと「間」が空いたりして、その空気感が異常にイヤな感じだった時にはやっぱタバコに限るねとか(笑)、なんやかんや理由を付けて長い長い期間吸ってたわけであります。とにかくタバコを喫煙するということが、生活に深〜くしみついていたんですね。
それでブッちゃけて書きますけど、初めて吸ったのが小学校2年の時、友達4人くらいで神社で吸ってみましたw そしてそれが誰か見てたらしく学校の先生に言いつけられちゃってさ〜、みんな呼び出されて怒られちゃったよ〜。因みにその頃のタバコ一箱というのが100円くらいだったんだよね。言っとくけどぜっんぜんうまいとは思わなかったよ。タバコのにがみを必死でガマンし苦しみながら「吸うマネ」をしてたという感じ・・・だったら吸うんよなと言いたくなるよね(笑) 子供が吸ってうまいものじゃないですよ。
そんで次に吸ったのが小学校4年生の時で、またまた何人かで神社で吸っててさ〜、そしてまたまた誰か見てたらしく学校の先生に言いつけられちゃってさ〜(苦笑)、うんでまたまたこっぴどく怒られたんだよね。確か吸ったやつ全員、理科室かどこかに呼び出されて放課後かなりしぼられた覚えがあります。あ〜〜〜、懐かし〜いっす、少年時代♪ なんか思い返してみると、井上陽水の曲がバックで流れてるような感じがしてるぞ、気のせい?
だからタバコ吸ったのが小学生だったからさ、その後の中学、高校の終わりくらいまではまったく吸わなかったんだよ。タバコ、イコール、マズイ!!!・・・という方程式がもう頭の中に出来上がっちゃってて吸う気もしなかった。まぁ中学、高校で吸い始めるやつは、悪ぶりたいから吸ってるといった感じなんだけど、なんかね〜、オレからしてみればね〜、今更中学で吸ってもね、そんなもん悪ぶれないよといった感じだったよ。タパコなんか小学生で卒業しなさいと、オマエさん達遅いんだよと、なぜだか中学生で思ってたねw あっ、言っておきますけど、自分自身当時ツッパリ(なんかこの単語今書くと笑っちゃうね)でもワルでも何でもなかったよ。番長争い(おいおい、いつの時代だよ〜とツっ込んでやってください)なんかにもぜんぜん無関心だったし^^
まぁ小学校以来次に吸ったのが高校3年の3月で、卒業直前の時だったんだよね。高校はあと行くのは卒業式だけだし、なんか暇なんでタバコでも吸ってみっかという感じで吸い出したんだよね。尾崎豊を聴きながら(笑)
当初はもちろんぜんぜんうまいとも思わないし、タバコを吸うという『雰囲気』を楽しんでいただけなんだけど、それがいつの間にかクセになっちゃって、だんだんウマくなっちゃって、とうとうヤメられなくなっちゃって、それから10年以上に渡る歳月をモクモクの煙と共に過ごしちゃったわけですよ。ロックもやってたからタバコはとにかく欠かせないアイテムだったんだよね。
今思い返してみるとロックやってるやつでタバコ吸ってないやつって一人もいなかったな〜。だからロックミュージシャンやってるとさ、どこ行ってもモクモクの中にいなきゃいけないんですよ。リハーサルスタジオやレコーディングスタジオ、ライブハウスやその楽屋などなど、とにかくもうどこ行ってもモクモクだったね。まぁロックイコール不健康という方程式が成り立ってるから、しょうがないんだけどさ。不健康自慢という独特の空気感が確かにあの世界にはありますからね。今から考えると何の自慢にもならないと思うんだけどさ。タバスコ一瓶一気飲みしたとか勝ち誇ったように自慢してるやつや、ボトル一瓶一晩で空けたとか鬼の首取ったかのように(笑)自慢してるやつらがいたけど、「だから何なの?」「だからどうしたの?」と今は思うのであ〜る。
それで自分は外見がひじょーに若く見えるんだけど(10才くらいは楽勝かも)、まぁミュージシャン系で言えば福山雅治や及川ミッチーとタメなんですよ。ラルクやルナシー、グレイとも同年代。(彼らも若く見えるけどね) だからタバコを本格的に吸い始めたのが18才からだから、10何年という長い長い年数タバコを吸い続けていたんですね。今から考えると恐ろしいですね〜。
うんで、なぜそんな長い期間吸っていたタバコをやめられたかというのはフィットネスクラブに通い出したことがきっかけなんですよ。まぁ通い出して一週間くらいは相変わらずプカプカ吸ってたんです。でもフィットネスクラブで運動した後の「一服」が何とも言えないくらいマズイんですね、これ本当! 運動した後のスガスガしい爽快な気分が、タバコを吸ったおかげで全て台無しになるような感じがしたんだよ。どういう状態になるかというと、タバコを吸うと体全体に毒素が回っていくというのがはっきりと分かるんです。それで一本吸っただけで、今までの運動後の爽快なさっぱり気分が一気になくなり、体全体にグラ〜ッと来るダルさが襲って来たんですね。こりゃまずいと思ってタバコを吸うのやめたんです。
また運動中も心臓の方にタバコの影響が来てるのが分かるんですね。ドキドキドキドキしますし、なんか酸素がうまく運ばれてないことが分かるんですよ。こんなもの吸って運動してちゃ死ぬわと思いましたよ^^;
やめた最初の頃はそりゃ長年の癖で吸いたくて吸いたくてたまらなかったけど、禁煙パイポでなんとかかんとか二週間くらい凌ぎました。その間タバコをこのまま吸い続けるか、それともフィットネスクラブへ行くのをやめにするか迷いに迷ったんですね。タバコ吸うならもちろん運動なんか御法度だし、フィットネスクラブの会員にせっかくなったけど行くのをもうやめにした方が良いと思いました。凄い葛藤でしたよ。タバコを取るか、フィットネスクラブを取るかの究極の選択!! でも「健康」をやはり取りましたね。これがないと今後人生で大きな事も何もできないしね。
タバコやめたおかげでとにかく体の調子が非常に良くなりましたね。疲れやすかった体も今はいたって元気!! タバコの一酸化炭素中毒によるドッキンドッキンするのもなくなり、心臓の調子が最高に良くなった! 運動の持久力も付いたし、ご飯がうまくなったし、吸ってる無駄な時間もなくなったし、全て良いことだらけでした〜!! なによりエアロビクスや格闘技エクササイズでこれでもかというほどイイ汗かけるからね、人生楽しくて最高になったよ。タバコ吸ってちゃ、いくらなんでもあのハードな動きにはついて行けないからね〜。